君の声さえも

Syrup16g

前に朱鷺メッセで行われた扇子展。申し込んだ野田凪さんデザインの扇子が届いた。よく見たらグロテスク。夏に活躍させなくっちゃ。
 
解散ってなんなのだろうと、この間から考え続けている。
ひとつのバンドが解散する。今までの見たこと聞いたこと知ったこと、いろんな場面がフラッシュバックする。悲しい。悲しい。悲しい。ひたすら悲しい。
なんとか受け入れたくて前向きの気持ちに切り替えようとする。
でもなかなか受け入れられない。ただ時間が過ぎて、解散という日を迎えてしまう。
ミッシェルの時もジュディマリの時もナンバガの時もバーガーの時もスーパーカーの時もそうだった。
いつもそう。そして時間が過ぎるのを待つ。悲しいのが和らぐまで。
大好きな人たちが決めたんだ。こうするしかなかったんだ。
解散のたびにずっとこんなサイクルが続く。何度経験しても、慣れないものだ。
 
CDを回せば、いつでも会いにいける。
「涙流してりゃ悲しいか 心なんて一生不安さ」(生活)
一番励まされた歌詞。
仕事が終わらなくて、朝がどんどん近づいてきて、悲しくなって、なんで私だけ残らないといけないのかとか、怒られてばかりだとか、私は才能がないとか、頭が悪いとか、もう全然だめだ、辞めたい、何もかも。。。朝でも夜でもどっちでもいいよ、食べても食べなくてもなんでもいいよ、どうせ死ぬんだし……でも死にたくない、もう親にも友達にも会えなくなる、仕事辞めたい、才能ない、できない。
マイナス思考のエンドレス。勝手に涙が流れる状況。
でも、心は一生不安だって。それを聞いただけで、少しだけホッとして、大丈夫、頑張れる、朝までに終わらせて営業にOKをもらうんだと必死にMacに向かった。
結局Macに向かう仕事は辞めてしまったけれど、へこたれそうな時、心は一生不安なんだって思うと気持ちが楽になる。
今のところ涙は流してないけれど、気持ちが悲しいようです。
CDを回すとがっちゃんの声でもっと悲しくなるだろうから、声にだして口ずさんでみる。
もう少ししたら、ちゃんと聞けるようになると思うから。