BUMP OF CHICKEN "ホームシップ衛星" in 朱鷺メッセ

BUMPのライブ、すごく良かった。行けて良かった。
(メンバーが話してるニュアンスや、順番が違うところがあるかもしれません。あしからず。)
ステージからはだいぶ遠い。音響の後ろのブロック。あたりを見渡す。
少し時間を過ぎて、会場が暗くなる。
そして星の鳥のCG映像が。ここでバックスクリーンに気づく。あってよかった。『星の鳥』が鳴っている。
宇宙から、地上へ。緑、森や湖があるバンプのマークの島の上を一気に駆け抜ける星の鳥。CGがとても綺麗で、本当に星の鳥が舞っているようで、鳥肌もの。
スクリーンには赤い数字、1・2・3・4・5………とだんだんカウントが増えていく。
もしや28まで?どうしよう、凄くドキドキしてきた。メンバーが登場する。スクリーンに薄暗い赤茶で映し出されていく。
数字は予想通り、28になったところで歓声がわいた。それと同時に、(私ももうすぐで29になるのか…)と、彼らと同い年(79年)の私はちょっと気持ちが暗くなった。でも、そんな気持ちもあっという間に飛んでった!
星の鳥〜メーデー〜才悩人応援歌、この流れ好き。
ようこそ、BUMP、桜の季節の新潟へ!そして藤くん、誕生日おめでとう!
今日はきっと何かが起こる!それはとても確信的なものでした。
何曲か演奏して、初めてチャマが口を開く。「新潟ー!!!! 後ろのほうとか、端っこのほうとかで、(どうせうちら見えてないんじゃん〜)と思ってる人も、全部見えてるんやーねぇ。」と、なぜかこの日のチャマはずっとのんびり口調で、偽り関西風。
本当に見えてるのか分からないけれど、私は精一杯背伸びをして見ているよ。聞いてるよ!
藤くん「さっきチャマも言ってたけど、みんな見えてっから。視力は悪いよ。でもみんな手あげてみ?(手をあげる) ほら、ナウシカみたいだって。オームみたいだって言ったろ?」
その光景、きっと最高に美しいんだろうな。スクリーンに映し出された“オーム”、私達の手。今さらだけど、ライブ(今)なんだと気づく。
歌を私たちにまかせて、藤くんが聞いてくれたり。そして、声を重ねていってBUMPに戻っていったり。
『firesign』の合唱の時、チャマが「新潟の人はリズム感いい系?そのリズム感いかして、もう一曲つきあってくんないかな?」と、手拍子を打ちはじめる。
会場が一つになって、『かさぶたぶたぶ』の手拍子。ちょっとこの手拍子のリズムが私には難しかったみたいで、途中みんなと合わせられなかった(^_^;)
『ハルジオン』や、『天体観測』や、『ダイヤモンド』、懐かしくって嬉しかった。
昔よりライブの感じが優しくなったなと、思いました。
アンコールでは、チャマとヒロさんが藤くんTシャツを着て登場。
升さんは違うTシャツ着てて、(あれ?)と思っていたら、いつの間にか藤くんTシャツに変わってた。下に着ていたのかな、見逃した。
チャマ「さて、今日はいったい何の日でしょう?」
全員そろって「藤くんの誕生日〜!」
チャマ「え?聞こえないなぁ〜」(←わざとらしい)
全員そろって「藤くんの誕生日〜!!!!!」(←声大)
チャマ「そうなんです!藤くんの誕生日です!ここでね、お子さんと一緒に来てくれてるお母さんとかは、“あの子、さっきからうるさい子ねぇ”とか思われてるかもしれませんが、説明しますと、今日は僕らのバンドのギター&ボーカル&作詞作曲家の藤原基央が、29歳になりましたー!!!!!」 (わー、と拍手)

そして今日の主役登場。照れているっぽい。けれど、チャマたちをみて驚いた様子。どうやらTシャツは藤君にはサプライズだったようで、びっくりしてた。
そしてTシャツと同じ絵が描いてあるケーキが登場し、スクリーンにケーキが映し出される。チャマデザインのTシャツのプリントがケーキにも!藤くん、床に膝をついてへたりこんだ。
そしてチャマが「世界各国で藤くんの誕生日を祝ってくれてるからさ(なんかフンドシで踊って祝ってる、とか言ってた気が…)ここでは俺らだけのお祝いをしようよ! ヒロがギター弾いてくれるからさ!」
会場全員でヒロさんのギターに合わせて、Happy Birthdayを歌った。会場の観客をバックにケーキを囲んで記念撮影。絶対写らないだろうけど、今日最高に高い背伸びしてピース。(それでも前の人たちが高かったけれど。)
そして、写真撮影後はクリームを舐め続けるメンバーを、笑いながら温かく見守る会場。
チャマ「ケーキ、くそうめぇ!」って笑顔。ヒロさんは去ってゆくケーキを目で追いかけていたね。ちょっと露骨過ぎておかしかった。
そして藤くんから感謝の言葉。優しくて、心がこもっている声が印象的でした。
「みんな、ありがとう。実はね、ライブの最初から、客席から「おめでとう」という声が聞こえていたの。だけど照れくさくてずっとオフマイクで「ありがとう、ありがとう」ってボソボソ独り言みたいに言ってました。僕達10年以上バンプオブチキンをやってるんですけど、自分の誕生日とライブが重なるのは今日が初めてで…(拍手&歓声)、今までチャマとか、升とか、ヒロとか・・・あ、ヒロはないか(振り返って)まだないよね?(笑)チャマや升の誕生日がライブとかぶったことはあって、そのときはこっちとしても嬉しくてお祝いしたんですけど、いざこっちの、祝われる側になってみると、めちゃくちゃ照れるね…でも本当にありがとう!…あ、メンバーもありがとうね。(笑)昨日、11時位にこいつらがホテルの俺の部屋に来てくれて、カウントダウンをしてくれたんですよ。去年の誕生日は頼んでもいないのに全員が俺んちに来てくれて、頼んでもいないのに全裸になって…普段あんまり写メとか使わないんだけど、そのときばかりは収めたよ。で、チャマが『今年はもうそういうのはない』って言ってたんだよ。でも今年もやっぱりみんな脱いで全裸。俺は今年もそれを撮ったんだけど…普段写メ使わないからさ、余裕で一年前の写真とか残ってるわけ。だから俺の携帯のデータフォルダには、2007年4月12日の裸の三人と2008年4月12日の裸の三人が、一年の時を超えてコラボしてるわけ。進化も退化もしてねー(笑)これ見てると、頭に浮かんで来るんですよね、顔が。ああ…こいつら、いい奴らだったのになぁ…みたいな(笑)。でもまさかこんなサプライズを用意してくれてたなんて昨日は思ってもみなかった。」
ヒロさん「携帯気をつけてねー」
チャマ「メール送るときとか、うっかり添付しちゃったら俺達…」
客「見せてー!、写メ送ってー!」
藤くん「写メ送って?…いやいや、それだけは絶対にダメ!」
そしてチャマと、「見た後に、あれ?なんか、バンプの曲が聞こえない…ってなるから(笑)」 「俺らもね、曲だけは汚したくないからね」
「こういう事言うのもあれなんだけど…本当正直にそう思ったから言います。今まで生きてきた中で、一番嬉しい誕生日です。本当にありがとう。」
この言葉、ほんっと嬉しかった。
チャマ「いやいや、多分俺達3人が一番嬉しいよ?」
藤くん「え、俺の誕生日なのに、俺が一番嬉しいんじゃないの?」
チャマ」「いや、俺たちのほうが嬉しいって!」と何回か言い合い、そして「もしかして今気持ち悪い流れになってる?」と笑ってた。
その後の『ガラスのブルース』は、曲の途中で藤君が両手を振って演奏中断。
何かと思いきや 「俺たちじゃなくて、お客さんにライトを付けてもらっていいですか」と、スタッフに指示。わーっと沸く会場。すぐに照明で周りが明るくなる。
ガラスのブルース』が懐かしくって、我を忘れるくらいジャンプした気がする。
アンコール後にはさらにアンコールを求める拍手。
すぐに藤君が一人で出てきました。「今の気持ちをあと?時間ぐらい、余裕で喋れるよ!でもそうするとこの素晴らしいライブを支えてくれたスタッフが困ってしまって、本当に台無しになってしまうので…」
そして後ろを向いて、駆けつけたスタッフに何か言ってます。ギターが出てきて、会場は大盛り上がり。
「…では『ブーツをはいたぞうさん』、という歌を歌います」
シーンとしている会場に、ただただ響き渡る藤くんの声とアコースティックギターの音色は本当に美しく、息をするのも忘れそうなほどの鳥肌ものでした。惜しみない拍手。ありがとう。
そのあと「もう一曲?」と振ってくれて、会場中拍手。嬉しい!本当に?
「持ちネタがないよ」と少し困って、弾きはじめたのは『はじめてのチュウ』。“やった!やったよ!”の部分は、しばらく溜めてから力強く「…やったよ!」だったね。
最後の所は歌詞を覚えていなくて、「ふにゃにゃーにゃーにゃー」でごまかしてはにかんでいた。
こんなに素敵な『はじめてのチュウ』は聞いたことがないよ!
弾き語り終わって、最後に藤くんが「みんなのことが大好きです、ありがとう」と言って手を振って帰っていきました。最後の最後にジーン、ときて、暖かいプレゼントをもらった気がしました。
どこかのMCで、藤君が「もう唄うから!」って言って、その時は怒ったのかな?って思った箇所がありましたが、今思えばそれって客席からの「おめでとう」の声の照れ隠しだったのかなぁと思いました。
BUMPのみんな、幸せなライブをありがとう。
01. 星の鳥
02. メーデー
03. 才悩人応援歌
04. 涙のふるさと
05. ハルジオン
06. ハンマーソングと痛みの塔
07. 時空かくれんぼ
08. プラネタリウム
09. 花の名
10. arrows
11. 飴玉の唄
12. fire sign
13. かさぶたぶたぶ
14. ダイヤモンド
15. 天体観測
16. supernova
17. 星の鳥
18. カルマ

アンコール
EC1. グロリアスレボリューション
EC2. ガラスのブルース

アンコール2 (弾き語り)
EC1.ブーツをはいたぞうさん
EC2.はじめてのチュウ

この日のためにチャマが作った、誕生日Tシャツ…買おうかどうしようか迷って買いませんでした。着るのは無理、でもやっぱり限定Tシャツ、買えばよかったなぁと後から後悔。
鹿っぺのブログを見てもらえたら分かるけど、この写真から、すごく仲良しなんだなぁって伝わります。
ありがとう、おやすみ。そんな気持ちでいっぱいの夢の中。