Syrup16g 最後の日

昨日、3月1日にトリップしました。
日本の素晴らしいバンドがまたひとつ終わる瞬間を、目の当たりにできなかったのが悔やまれますが、三か月遅れでようやく見れたよ。
両手を顔の前でギュッと握って、感謝しながらでてきたね。
夜明けのような青い照明から始まった「きこえるかい」、今まで悲しくても涙なんか出なかったのに、曲の終わり頃には涙が出てきた。
ところどころに流れてくるこの涙は何なのか。
CDとは違う音程で聞くと、ライブなんだなぁと実感する。
でもこれ以上違う音程で聞けないのかとも思う。
今見ているのが一番新しいシロップで、どんどん記憶に書き消されていって、そしてたまに思い出したかのように見るのだろう。
水を飲む時まで張り詰めた気持ちで見ていた。
「負け犬」の出だしを間違えて、がっちゃんが「負け犬だけに!」と一言。
空気が和らいだ。
たいこがニコニコしてる。
マキリンが目で確認する。
がっちゃんが歌う。
それだけで嬉しい。
アコギで弾いた2曲は聞き入ったよ。
やっぱりライブで見たかったな。
3枚目のラスト、タクシーでがっちゃんとたいこが「またね」って言ってて、ホッとした。
見終えたら、ジャケットの十字架とは裏腹に、清々しい気持ちになった。
Happy Birthday、がっちゃん。

the last day of syrup16g [DVD]

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