温かい気持ち

先に私は待ち合わせのお店の席についていて、それから5分も経たないうちにあの人が入ってくるのを、お店のガラス戸を通して見えた。
大きく手を振る。
あの人の手にはビニール袋。
席に着くなり、それを私にくれた。
KITTYちゃんキーホルダーと、KitKatのずんだ豆味。
今日、休みを取って山形まで逃亡したらしい。
あの人とちょうど2時間おしゃべり。
冷野菜に、お肉、なすとベーコンのトマトパスタ。ジェラートに紅茶。
なんか私ばっかり喋ってしまったなぁって反省。
あだ名のことも曖昧に。
 
あの人から電話。
「これからあだ名で呼ぶよ」と宣言され、
携帯の表示は少し前からあだ名にしてあること、昨日から仕事で落ち込んでたけど私の顔を見て話してたら元気がでたこと、だから今日食事を誘ってくれて本当に嬉しかったこと。 
…8分少々の電話だったけど、そんなことを言われた。
なんだか私、変な汗が出てきて顔も熱くなってきて、そんな嬉しいこと言われると自然と「ありがとう」が出てきて、「いやいやありがとう」「こちらこそありがとう」と延々続きそうなありがとうオンパレードで笑った。
「いや僕が」「いや私が」「どうぞどうぞ」みたいに、ダチョウ倶楽部みたいだった。
「お互い「ありがとう」ばっかり言ってておかしいね、明日も頑張ろう」って言って「おやすみ」で電話を切った。
日に日にあの人の心模様が見えてきて、どんどん好きになってくる。
 
…最近ずっと、おのろけ日記で申し訳ありません。