バレンタイン

britest2009-02-15

気泡が思いっきり入った生チョコを小さな箱に詰めた。
本当は16個入るはずが、12個しか入らなかった。
大きな箱の底にそれを置き、紙屑でフワフワと隠し、上に安全圏のただアルミカップに流したチョコとガナッシュタルトを透明の可愛い袋に詰めて置く。
ラッピングは素敵になったけど、中身がごめんって感じ。
来年はGODIVAのチョコに手作りクッキーかな。。
あの人が迎えにきてくれて、車に乗って照れながら「大好きです!」と手渡し。
あの人笑って「ありがとう」って言って受け取ってくれた。
運転中、手作りしたことを言うと喜んでくれた。
不格好なことを先に言っておいた。
あんまり開けてほしくないと、無茶なことも言った。
びっくりドンキーでチーズハンバーグ。
四時間ずっと喋ってた。
私、風邪をひいたみたいで寒気が止まらず、腰が痛いし途中で帰りたくなったけど、しばらくしたら楽になったので良かった。
話は、結婚したら奥さんが働いてても家事はみんな奥さんなのかなとか、そんな話になって、「もしそういうことになった時のために俺も料理しようかな」と言ってて、この人結婚を考えてくれてる?と思って嬉しかったのでした。
びっくりドンキーを出たらコンビニに寄って、あの人おすすめのアイスを家族分買ってくれた。
車を降りる時、私から手を差し出して握手。
あの人「今度手を繋いで」と言ってくれて「うん!」と答えて、ほんわかした気持ちになりました。
 
しかし、まだ終わっていません。
あの人がチョコを見てません!
 
お風呂を入ったあと電話がきて「チョコありがとう」と。
「全然不格好じゃないよ」
「上はいいけど下の箱のチョコがさ…」
「下の箱?」
「紙屑で隠してるけど下にもあるの」
「え?…あ、本当だ」
(下の箱を開ける音)
「それが凄く不格好で…」
「あー」
「チョコに気泡が入ってるって見たことないでしょ?」
「確かに…」
…しばらく沈黙…(食べてくれてるみたい)
味はキットなので間違いないけど、恥ずかしくて電話を切りたかった。
「でも美味しいよ」
「ありがとう」
「こちらこそありがとう」
来年はもう少しレベルをあげなきゃな。