10年前

はてなダイアリー10周年おめでとう!
はてなダイヤリーを始めた頃…
思えば私がグラフィックデザイナーの仕事をしてたとき
あれは学校を出て、初めて就職した会社。
学校で学んだことを生かそうと希望に満ち溢れていた。
でもいつの間にか死んだ目で
辞めたい
辞めたい と思いながら続けてたこと。
もう(午前)2時かー、
ああもう3時になっちゃった、
もう5時…
今家に帰ったら二時間寝れる…
そう思って家路にたどり着き、
いつのまにか車内で寝てしまって
車のガラス越しに母にノックされて起きたら
もう会社に行く時間…
眠い目をこすり、毎日毎日サービス残業
なんのために生きてるんだろう?ーーー
そんな生活が当たり前だった頃。
憧れてグラフィックデザイナーになれたはずなのに
憧れとは程遠い、ダメ出しの日々。
グラフィックデザイナーという肩書きが捨てられなくて
手放したらもう二度とその肩書きになれないほど
自信を失ってた。
 
今日の夕飯はコンビニで買って済ませた。
どんちゃんが飲み会だから。
あの頃は空腹の腹に、深夜2時過ぎ
車を走らせながら
コンビニで買ったおにぎりを二つ詰め込んで
家に帰ることもあった。
決まって買うのは炒飯おにぎりと納豆巻き。
好きなのは今でも同じ。
今日も納豆巻きだった。
 
あくびをすると
眼鏡に飛び散った涙の跡を拭きながら思い出す。
あの頃上司に怒られた悔し涙で、
眼鏡に飛び散った涙の跡を拭いたこと。
しょっちゅう拭いてたから、
傷がついて見えにくくなった。
 
いつの間にか脱け殻になってしまい
自分がなくなってしまった。
 
でも誰の人生でもない
くよくよしてる時間が勿体ない
 
あの時グラフィックデザイナーの肩書きを捨てて良かった
あの時グラフィックデザイナーの仕事ができて良かった
 
そう思うまでに少し時間がかかったけど
ひとつ歯車が違えば、今の平凡で楽しい生活はないんだ。
 
10年前の私に