COUNTDOWN JAPAN 04-05

HUSKING BEE
12月30日、昨日の雪が嘘のよう。風は強いが天気は上々。気持ちがいい。この日の始めはハスキンで。ベテランバンドとだけあって、最初なのにもかかわらずかなり人が集まっていた。MCでは年をどんどんとっていく事に「プロモで髪がいきなり増えていても何も指摘しないでください」と言って会場をわかせた。息のぴったり合ったライブ。安心して見ていられた。前の方では拳を突き上げたファンが楽しんでるようだ。このライブを見たあとだけに、年が明けてからの解散発表はとても複雑に思った。あのライブは最高のファイナルライブだったのだ。
 
★ZAZENBOYS
向井と共に活動をしてきたアヒトイナザワがこのライブをもって脱退する。会場は異様な緊張感。前の方に行ったのだが、始まる前から押し合いへし合い。みんなZAZEN最後のアヒトを目に、心に焼きつけようと一生懸命だ。ZAZEN登場でどわーっと押し寄せる。人間洗濯機か。すごいすごい。そんでもっていきなりCRAZYDAYS〜。かっこいい!鬼気・殺気・狂気!向井は何度も歌というより、言葉、語りな感じで凄まじいビートに乗せてくる。「ドラムス、アピートイナザワーンテッ!」ナンバガ時代からアヒトを紹介する時、または演奏中に向井はこう叫ぶのだったが、今日でその叫びも聞けなくなると思うとみんなも何か感じたのかウワーっと押し寄せる。
アヒトもそれに応えて、ナンバガ、ZAZENの集大成とも言えるドラムを叩きつけたのだった。私は右足スネを前の男の勢い余った足で蹴りをくらい、膨らんだ。後に青くアザになる。友達は途中で息ができなくなって涙目で人ごみから抜けた。家がお寺の友達はライブ終了後「お経だよ!歌いかたとかMCとか、家でこのバンドのCDかけてたらお経聞いてるのかって言われるよ。あれはちょっと好きになれないなー」と言っていた。なにはともあれこんな凄まじいライブもう見れまい。
 
★スネオヘアー
初めてスネちゃまを見た。新潟の人だから、一度は聞いておかなければと思ってたけど、私はスネちゃまをナメていた。曲の合間にスネオー!と男も女も叫ぶ。今更で申し訳ない。曲が分からないので具体的な事がかけないけどスネちゃまはロック!すごいかっこいいライブ。上着をぬいで一度下に置いたのに、また拾って下に置いて、という行動に笑った。
 
★カムバックマイドーターズ
初めて聞く名前のバンド。PIZZAOFDEATH所属の期待のバンドなのだろうか。5人組で、ステージ上には仲良さそうな空気が感じられ、常にニコニコ。ポップで幸せな時間だった。曲も乗りが良くて、友達はHMVブースでCDを買った。
 
ACIDMAN
圧倒的な独特の空気は健在。この空気を一度感じてみてほしい。どこのバンドにも出せない感。ドラムの人は財布を落としてトホホらしい。
 
100S
ファーストにしてすでにベストなるOZ発売前のライブとだけあって、一番大きい会場は満員で、みんなソワソワしたように思えた。出てきた100S6人が息をぴったり合わせて演奏しているのが巨大スクリーンで見る事ができた。一体感を感じたライブ。ステージ中央の中村さんは高いキーで歌い、飛び、うずくまり、手を振り、拳を突き上げ、様々なパフォーマンスで見事に客席の心を掴んでいた。友達がSOURCEを見たいというので4曲まで聞いて移動。後で全部聞きたかったと後悔する。
 
★SOURCE
ライブ中盤に麻波25の人が飛び入り。(友達はこの後彼を「マッハ様」発言。最終日に「FESで一番マッハ様がカッコ良かった」と残す。)バンドが好きなのでちょっと馴染めなかった。友達はピンクのくるりTシャツを着てるにもかかわらずSOURCEを最後まで見ることにし、私はくるりを前の方で見たいがために途中で抜ける。
 
くるり
この日の締めはくるり。昨年もこの時間、この場所で素敵なステージを見せてくれた。クリストファーが参入して4人で円陣を組んだ映像が巨大スクリーンに映し出された時は感動した。くるりはどんどん変化してきたのがわかりやすい位分かるバンドだ。そして、今日。何やら皆さん白いシャツ、黒いネクタイ、グレーのパンツというお揃いの格好で登場。笑いと歓声で包まれる。岸田さんに至ってはサングラス!ちょっとチバっぽかったよー!サングラスを外してからもメガネをかけないので?と思ってたら後のMCで「メガネ無くしてしまって………ふはは(力無き笑い)」とのこと。
新しいドラマーとキーボードを迎えてのステージ。いきなりワールドエンドスーパーノヴァ。CDと違って温かみがある。多少テンポはゆっくりだったかも。20分もの演奏が続いた。MCで岸田さんは「今日電車に乗って会場まで歩いてきたんやけど」という発言に驚く。「え、普通やんか」とキョトンとしていた。ばらの花や今度発売のBIRTHDAYなどをやって最後はロックンロール!この曲やっぱりクリストファーを思いだす。アンコールに出てきた岸田さんが「曲順表を出さないといけないんだけど俺らは最後まで迷ってて出せなくて…でも今決まりました」と言って、このイントロ、東京をやってくれました!ずるい!でもって嬉しい!「明日6時にあいましょう」。優しいライブでこの日終わった。