COUNTDOWN JAPAN 05-06

12/30(FRI)
サンボマスター
『歌声よおこれ』から始まって『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』で大合唱。見てるこっちよりも演ってるサンボの熱いこと。「愛と平和!」「愛と平和!」って叫んで、楽しかった。一体感っていうのかな、みんなが知ってるあの歌をみんなで歌う。年末に知らない人たちばっかの空間で、でもみんなで「愛と平和!」って叫んで。「今の時代にね、ジョンレノンなんかいらないですよ、いらないと思いませんか?…あなたたちがいればいいんですよ」と叫ぶvoの山口さん。自虐的なMCもあって、FESならではなのかな?と思う部分もあったけど、とにかくサンボのライブは熱かったです。
 
the ARROWS
途中で抜け出して掘り出しバンドを見つけに、このバンドを見に。ボーカルの人が歌いながらダンスをしていて、一曲だけなら…と思って見ていたのだけど、二曲目も三曲目もダンスをしていて、ちょっと好きにはなれませんでした。
 
VOLA&THE ORIENTAL MACHINE
さっきと同じMOON STAGEに戻ってきて、噂だけ先行されたVOLA〜を観に。1st アルバムが1月25日発売なので、曲はほとんどの人が知らないのだけど、元ZAZEN BOYS(ZAZEN BOYSはこのレポートの後半にでてきます)のドラムだった人がvo&gを、syrup16gのドラムの人がドラムを叩いてるので、これは絶対見ておきたかった。「サクッとやってサクッと帰ります」と言った通り、長いMCもなく淡々と進んでいく。当然全部聴いたことなかったので、あんまりのれなかったけど、ROCKともPOPとも言えない妙な音。新しいジャンル?不思議…。ZAZEN BOYSsyrup16gも好きだけど、これはどうなんだろう???
 
detroit7
髪を振り乱しながら歌う女性ボーカル。めちゃめちゃ骨太サウンドで好きなのだけど、友達が好きになれずに一曲見て出てくる。
 
スネオヘアー
ミーンミーンミー…、ツクツクボーシ、ツクツクボーシ…
こんな夏の音色(?)が聞こえてきた。どよめく会場。そしてスネちゃま登場!白ブラウスに黒ネクタイで決めて「会いたかったぜ、レイクステージ!」と叫ぶ。「テレビに夏FESの様子がちょっと映って、俺は病室のベットで、なんでここにいるんだろうと思って…夏に何かを忘れてきた気がする」…あぁ、そうか、蝉の声は夏のレイクステージを再現していたわけだね。実際もう冬FESで、しかもここはGARAXY STAGEなんだけど…。リベンジ夏FESってことで。曲は新しいアルバムの曲ばっかりだったのか、分からない曲ばかりだったけど、楽しめました。UNO BANDの歌もすこーしだけ歌ったよ。MCは今話題の芸能ニュースなんかをちらほら。空中元彌チョップビートたけしの真似、渡部篤郎・リカコの離婚の話題、仕舞いには「ヒューザーーーーー!!!」って叫んでました。あとCMでホンダのSPIKEを貰ったけど里帰りの途中事故った話もしてた。スネちゃまのステージってMCと曲が半々なのかな?
 
椿屋四重奏
いきなりメンバーが出てきて音あわせしていたので驚き。しかも良き声でマイクチェックをしていて、得した気分。そして時間になって「艶ロック日本代表椿屋四重奏です」と言って『プロローグ』を。艶ロックというだけあってこの場の雰囲気に酔ってしまいそうな感じ。はっと我に返り、周りを見渡すとみんな目線がハートじゃないの…。「プチヒット曲した『紫陽花』やります!」とハンドマイクで。あと『小春日和』の前にマイクに頭ぶつけて「いてぇ」と素で言ってた。それに動揺したのかギター持ち忘れて、やり直しというハプニングも。それがなんだかかわいらしくて結果、女の子に人気あるわけだよね〜って納得。
 
GRAPEVINE
2曲ほど聴いて他に移った。高校生からバインが好きで、今もアルバムは買っているけど、ダークすぎてよく分からない域になっている。
 
HIFANA
ちょっと新しい発見!ターンテーブルやパーカッションなどなどの様々な機材を手動でピコピコしてた。アナログで、でも新しい、面白い音。あー好きかもー、バンドじゃないけどぼんやり聞いていたい…。だいぶ長い時間聞いていたけど友達がぬけるというので、出てきた。もう少し見たいって言えば良かった。ちょっと後悔。
 
ZAZEN BOYS
ドラムが変わってから初めて観るZAZEN。メンバー一人変わると、違う雰囲気。前の方、男子率が多くてちらりちらりとしか見えなかったけど、モニターで見ていると、なんだこの気迫!って位のメンバー同士のアイ・コンタクト。見えない空気で繋がれている。メンバー同士のコミュニケーション、出だし、タイミング、呼吸、すべてが1秒たりとも狂ってはいけない、目をそらしちゃいけない、そんな彼らの音楽に対する真剣さがいろんな角度でモニターに映し出されて、それに釘付けの私でした。これがプロの仕事なんだなー。
 
ASIAN KUNG-FU GENERATION
今日のEARTH STAGEの大トリ、アジカン、待ってましたー!いきなり新曲から始まり、いい意味で期待を裏切ってくれたところで、アジカンの中で完成度が一番高いのではと勝手に思っている『サイレン』、疾走感あふれてめちゃめちゃカッコいい『リライト』。ゴッチが「今日はトリで燃えてます」と発言し、最新シングルの『ブルートレイン』、夏にCMでこれでもかと流れてた『ブラックアウト』、ツアー中即興でできたという『ロードムービー』、「♪君の目に光る雫、ああ晴天の霹靂」と歌詞がアジカン至上さえまくりだと思っている『君という花』、それ以外にも『Re;Re;』、『ループ&ループ』、『遥か彼方』、『羅針盤』で最高のセットリスト!この盛り上がり具合は今がカウントダウンしてもおかしくないっていうくらいの盛り上がりようでした。
同じ時間に別ステージのGARAXYSTAGEでPENPALSが最後の最後、解散ライブをやっていたんだけど、ゴッチが「PENPALS、昔からたくさん聞いてて好きだったので今日もすげー見たくて…ここに居ることが複雑。でも無理なので、あと1曲PENPALSに捧げて帰ります。」と言って『月光』を。「♪最後のときが訪れて/夢ならば覚めてほしかったよ」…ってまるでこの時のために用意されたような綺麗な終わり方でした。アンコールは無し。このあとゴッチはPENPALSを見に走りに行ったのではと勝手に推測。
 
クロークに荷物を取りに行くときに通りかかるGALAXY STAGEから聞こえてきた「みんなありがとう!!」の声。そして曲が始まった。PENPALSのラストステージ。聴きに行きたかったけど、入場規制されていて、もう入れない状態。入りきれない外待ちの人とクロークへ足を運ぶ人たちとの、まるで交差点のような空間。聞こえてくる音を後にして私と友達はクロークへ向かいました。なんだか切なかったです。