COUNTDOWN JAPAN 05-06

12/31(SAT)
六本木ヒルズの帰り、電車に揺られていると、睡魔に襲われてしまう。このままホテルに戻って眠ってしまいたい。これからオールナイトは正直きついけど、海浜幕張に着いたら元気がよみがえってきたのでした。
 
AIR
AIRは知っているけど、曲は知らない。そんな自分の低い認知度で結構前のほうで見ました。初めバンドの方たちが出てきて、次にAIR登場。布のかかった椅子に腰掛けてアコギを持って、歌いだしたら徐々に会場の空気がやわらかい感じになるのがわかる。歌はわからないのに優しいリズムで自然と手拍子。
 
RADWIMPS
AIRを途中でぬけだして、アルバムの「ジャケ買い」をしようかなと思っていたバンドを見る。まだカウントダウンまで時間があるけど(19時頃でした)、カウントダウンをします、ってことで4から始まる微妙なカウントダウン。ライブ、MCともに乗りがいい感じでした。でも思っていた感じと違っていた…かな。
 
Salyu
待ってました、Salyuです。中くらいの広さのGARAXY STAGEは、所狭しと満員。「サリュウです。よろしくねっ!」「みんな楽しもうね!」(なんて可愛らしい挨拶!かわいいっ)、そしてキーボードを弾くのは、なんとプロデューサーのあの小林武史さんが。神がかっていました。Salyuは右手にマイクを持って、手首にピンクのバラのコサージュを付けていて、胸元に揺れる飾りが付いた黒いワンピース。すそは白いレースがひらひらと見えて、(どこのワンピースだろう?)、と思わず見とれながら歌に耳を傾ける。ひとつひとつ丁寧に、大切に歌っていく。『再生する傷』から始まって『VALON-1』で天に昇ってしまいそう。『彗星』、『landmark』など、小林武史さんの作る音色とSalyuの歌の表現がまじって、それを聴いていた私は自分の存在を忘れるほどその場に立ち尽くしていたと思う。
メンバー紹介のとき「キーボードは小林武史ちゃん!」とSalyuが紹介したら会場が思わず笑ってしまった声と「おおー」って驚いてた声と拍手とでいろんなざわつきが起こった。ラストの『To you』を聴いた後は胸がいっぱいの気持ちになった。涙を流している人もたくさんいた。あんな小さくて、普通っぽい女の子なのに、これほどまでに胸いっぱい感動をくれたこと、ライブが終わってからもしばらく友達と一言も喋れなかった。多分同じ気持ちを共有していた。Salyuの声に出会えて本当によかった。
 
麗蘭
ここで友達と別れて別行動。(友達はKLEVAのライブへ。)
MOON STAGEの音速ラインのライブが始まるまで麗蘭のライブが行われるGARAXY STAGEに。結構前の方で見れました。『時代は変わる』が始まると、左の人が歌い始めたことに私、動揺。あれ?え?CHABOさんってこっちの人かー!!!(恥)右の派手なオレンジシャツの人(土屋さんですね)と勘違いしてたことに今、ここで気づくのでした。なんとか(こっちがCHABOさん)と認識して、落ち着いてきたところで、歌詞を聴いてみると今年のニュース、話題になったことを歌っている。こんなこともあったっけと思う遠い記憶のことから、小学生連れ去り事件のことまで。連れ去り事件のことはまだ時間が経ってなくてとてもリアルで、なんだかこの時一番胸が苦しかった。CHABOさんの声は時に優しく、時に強く叫ぶような歌い方で心に響きました。音速ラインが始まるので歌声を背に、会場をあとに。
 
音速ライン
走ってMOON STAGEに行くと、もう入場規制しそうな感じのところを何とか滑り込みセーフ!ぎゅうぎゅう詰めで、何とか自分の場所を確保。メンバーの顔が見えるか見えないかくらい。今日でドラムの菅原さんが最後 (足の不調で治療に専念するため、脱退という形になったそう)。サポートギターの人もいて、みんなおそろいのCDJの黒Tシャツで登場して、(入り口で首からぶら下げる会場の地図をもらうんだけど)なぜか彼らも首からぶら下げていて、CDJを客と同じ視点で楽しみたいって感じがしました。「今日は飛ばしていきます」病気のことには一切触れず、今日で脱退するという話もなく、笑顔尽きることなく演奏していて、とても仲がいい雰囲気でした。デビューしても未だ福島在住の彼らから紡ぎだされるメロディーは、どこか懐かしくてあったかい。(地元じゃないといい曲が書けないんだって。)『街風』、『流星ライン』、『ナツメ』、『スワロー』、シングルになってもいいくらいの胸キュンな名曲『逢いたい』、最後はやっぱりこの曲で、『逢瀬川』。病気を治して戻ってきてまたこのメンバーでステージを見ることができたらいいな。
 
No Regret Life
友達と合流し、恒例?の掘り出しバンド探しでなんとなく聴いてみることに。「こんばんは、そしてはじめまして。No Regret Lifeです。」という挨拶が印象的。年間100本近くのライブバンドだそうだけど、FES初参加らしい。思った以上によくて、ちょっと熱いソウルフルでよく通る声に引き込まれていきました。(友達は観た後CDを買ってたくらいです。)
 
ランクヘッド
とにかくすごい人気でした。新曲『プルゲリマ』から始まり、私のiPodmini再生回数第10位の『体温』でヒートアップ!(笑)大合唱の『僕らのうた』、ラストの『月光少年』で会場全員が両手を広げていた光景が今思い出すとまぶしいなー。
 
くるり
去年、「カウントしたかった」と言ってから一年、念願かなったくるりのステージ。タイムテーブルが雑誌で発表された時は思わずにやけてしまった。『Ring!Ring!Ring!』から始まり、「京都市出身くるりです。ツアー中にもかかわらず、渋谷社長の計らいにより年越しを任されました。みんなで良い年にしましょう!」そして『ロックンロール』『ハイウェイ』『ばらの花』『ワンダーフォーゲル』、全力投球での演奏に「かなり時間があまった」ということで「じゃ、ベランダという曲を」ということだったが、それ用のチューニングが間にあわず、『Morning Paper』が演奏される。
WORLD’S END SUPERNOVA』で2005年最後の曲をやったあと、ステージではメンバーが用意してもらったワイングラスを手に持ち、カウントダウンの時を迎える。「5、4、3、2、1!」…パーーーーン!!!!!!キラキラと銀のテープが前方一面に舞う。ライトでまぶしい!画面にはA HAPPY NEW YEARと映しだされ、乾杯をするくるりメンバー。毎年思うけどこの瞬間って幸せ。ここに来てよかったー!って思う。知らないもの同士が円陣を組んで回っていたりすると、嬉しくなってしまう。祭りだー!!!カウント後の一発目の曲は『お祭りわっしょい』で、会場が一気にお祭りムード。みんな楽しそうにワッショイワッショイ踊ってました (笑)。そしてしっとりと美しい『Tonight is The Night』からラストの『東京』は改めて名曲だと思いました。
 
locofrank
はじっこで座りながら見てました。昔の若い自分だったら好きだったかも、パンクっぽい感じでした。
 
LOST IN TIME
今日はLOSTのTシャツで行動してた私にとって待ってましたー!的なライブ (AM2時過ぎ)。しっかし眠い。眠さと戦ってました。始まる前にVoの海北さんが出てきて歌いだした。サウンドチェックといえど、CDと同じ美声だなぁ。「15分後に会いましょう」と言ってステージ袖に消えてった。この15分の長いこと。言葉にするなら『うつらうつら』。自分との戦いでした。15分後、再び出てきて、「新しい年がみんなにとって輝けるものであるように。」一曲目は『ヒカリ』。一曲一曲、大切に歌い上げていく。
「フェスって非日常であるようだけれども、でもここも日常なんです。僕らの歌も、日常の一部になればいいと思っています。」音楽を聴くことは日常だ。ここにいることは夢のような場所で、夢のような時間。でも私は現実にここに来て彼らの歌を聴いている。生まれたときから続いている日常の一部なんだ。そんなことを、歌を聴きながら思いました。ラストは『羽化』。曲もMCもまったりとして、毛布に包まれるような(いつでも眠っていいですよ〜)的な感じだったけど、なんとか眠らずに聴くことができてよかった。ぜひワンマンライブも見たいな。
 
レミオロメン
ラストのレミオロメンは2、3曲聴いていたんだけど、眠たくて友達と別れて会場の隅で寝ていたら本格的に眠り込んでしまったようで、会場スタッフの人に起こされてしまいました(恥ずかしー!)。
みんな出口に向かって歩いているし、絶対盛り上がったであろう『粉雪』も全然聴けなかった(笑)友達から留守電入りまくりだし。まー、仕方ないです。今となってはいい思い出です。